司法書士と弁護士

簡易裁判所の代理権が司法書士に付与された背景には、弁護士が積極的に受けてこなかったということがあります。弁護士は報酬が訴額によって決まっているため、実入りの少ない訴額の小さい事件を扱うよりも、大きな事件を扱ったほうが利益をだすことができるためです。そういったこともあり、司法書士にとって法的サービスがあまり整っていなかったこの分野が大きく成長していったようです。

しかし、弁護士の数が多くなりその需要を超えたときに、弁護士も個人の債務整理の業界に参入するようになり、今まで業務を行ってきた司法書士と競合することになったようです。

ただし、過払い金が大きすぎた場合は司法書士の権限では対応することが出来ないこともあります。このように司法書士も法律問題の重要な部分を担っています。

司法書士になる人たち

この職業は、試験に合格したらすぐに実践という形態を持っているため、過去の職歴などを問わないという側面を持っています。そのため、パチプロやキャバクラの呼び込みなど職業をいろいろ経験している人がおり、面白い人たちが多いかもしれません。