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司法書士のメイン業務

昔は8割が登記業務と司法書士業務のメインとなっていましたが、現在では債務整理事件をメイン業務としている会社も増えています。そのため、登記について知らない若い司法書士も増えてきているようです。

債務整理事件がメインになってきた理由として、利息制限法で決まっている年18%までの利息額をオーバーしていたサラ金業者に対して、過払い部分を元本の返済に充当することができると裁判所で判決がでたことが背景にあります。この裁判結果を受け、お金を取り戻し、利息さえもとることができるようになったのです。このサラ金による事件数はとても多く、サラ金業者も裁判をしても勝訴する見込みが薄いと判断するため、比較的に労力が少なく稼ぐことができます。

ただし、サラ金業者も利息制限法を越える約定をしなくなってきたので、業務は減ってきているでしょう。

債務整理の宣伝

司法書士事務所の債務整理のCMや広告が昔に比べ増加してきました。これは司法書士に簡易裁判所の代理権が付与されたことで、個人の債務整理の解決への需要を生んだといえる。また、平成15年の判決により、過払金返還請求が増加したため、自己破産件数が減少した。