経済の停滞を逆手にとる

不景気であっても、成長する分野もあります。それは、債務整理や成年後見です。債務整理はもうおなじみであるかもしれませんが、成年後見というのはなかなか耳慣れない言葉なのではないでしょうか。

成年後見は、高齢者の財産の管理や介護などの問題を解決するために平成12年に施行された制度となっており、高齢者や障害者であっても特別視することなく、一般人と同様の生活が出来るようにしましょうということと、自己決定権の尊重というものがあり、これは判断能力が少しでもある限り、自己の決定を出来るだけ尊重するというものになります。軽度の痴呆や知的障害にも対応できるようになっているものの、介護の問題まではなかなか難しい話となっているのが現実でもあります。

成年後見登記

高齢化社会に対する切迫した危機感から出来た制度となっており、東京法務局が全国の事務を取り扱っています。これは家庭裁判所が付くので、法的な管理がしっかりと出来ます。さらに複数の後見人でも可能となり、法人でも問題がなくなりました。